休業のご連絡
6月1日より営業休止のお知らせ
平素よりをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
当蔵は1920年の創業以来、若狭の風土に寄り添いながら、地域の食文化に合う酒造りを続けてまいりました。
しかし近年、社屋および仕込み蔵の老朽化が進み、安全面ならびに今後の酒造りを守るためには、大規模な修繕工事が必要な状況となっております。
特に仕込み蔵につきましては、土台部分を含めた改修・補強工事が必要となり、通常通りの製造・営業を継続することが困難となりました。
そのため誠に勝手ながら、2026年6月1日より当面の間、営業を休止させていただくこととなりました。
長年にわたりご愛顧いただいております皆様には、多大なるご不便とご心配をおかけしますことを、心よりお詫び申し上げます。
今回の修繕は、単なる建物の補修ではなく、これから先も若狭の地で酒造りを続けていくための、大切な再出発でもあります。
再び皆様に「鳥浜酒造らしい酒」をお届けできるよう、蔵の再生と環境整備に全力で取り組んでまいります。
営業再開の時期や今後の予定につきましては、ホームページ・SNS等にて随時ご案内いたします。
今後とも、鳥浜酒造を何卒よろしくお願い申し上げます。
鳥浜酒造株式会社
代表取締役 小堀安彦
鳥浜酒造とはこんな会社です
会社概要
会社名 鳥浜酒造株式会社
法人番号 4210001010948
代表取締役 小堀安彦
住所 〒919-1331
福井県三方上中郡
若狭町鳥浜59-30
資本金 1,000万円
創業 1920年
従業員数 5名
登録有形有形文化財の酒蔵で、100年を超えてお酒を造り続けています
創業は大正9年
100年以上の歴史ある企業
大正9年、当時はその生計を漁業と農業に頼りきっていた時代に、米の需要開発、そして地元のお酒の創造を目的として、初代小堀彦五郎を中心に50名以上の株主たちの協力の元、鳥浜酒造は生まれました。
3代目の時代は、簡易上水道の敷設による生活環境の向上と、地域住民の暮らしの中に根付いた取組を行ってまいりました。
登録有形有形文化財の蔵元(2011.10.28 登録)
後世に残す施設群
「鳥浜酒造株式会社の施設群を建築的視点で所見を述べると次のようになる。
この施設群は県内では数少なくなった近代の清酒醸造工場の建築群である。後の増築・改造はあるものの、工場から住宅までを含んだ建築当初の状況を比較的良くとどめている。
また、移築建物と新築建物との寸法・構法などの建築的差異も歴然としており、建築の地域性を考える上でも興味深い。
さらに、既存集落の外周部において、伝統的形態と近代の新しい形態の両者を合わせ持った姿は、景観にも大きく寄与している。」
調査担当者 高嶋 猛(福井大学大学院工学研究科建築建設工学専攻 講師)
(協力:福井大学学生)
指定を受けることになった最大の理由
上記は登録文化財候補調査書の結びであります。平成24年1月29日には記念式典が行われました。
その折、高嶋 猛 先生は、足掛け3年の調査において、国の登録有形文化財の指定を受けることに至った最大の理由は、
「建築物の形態云々よりも、いかに若狭町の地元住民の心に根付いた蔵元であった」と言うことでした。
作り手の顔
造り手は元サラリーマン
1963年生まれ、お酒を造る会社に生まれたがプラモデルを造るのが好きだったのか東京のプラスティック成形会社に就職。
先代が急に亡くなったことから会社を継承。いつの間にかお酒を自分で造ることになり、現在に至る。
専門は機械系だったのでお酒の製造に関しては一から学び始めました。
思考方法が機械工学を礎にしていたので、お酒のこれまでの製造に物理的な見方も加えました。
そして「弊社のお酒の特徴は変えず、悪い点をそいでいく」という思いで、毎年製造方法に変更を加えながら造り続け、
「切れのある甘さ」のお酒にたどり着きました。