晩酌の効能


晩酌の効能

食事と一緒にお酒を飲む習慣とは?

 晩酌や会食、接待と言った、食事と一緒にお酒を飲む習慣には、いくつかの文化的・心理的・身体的な理由があります。

1. 食事の味を引き立てるため
 お酒には、脂を流したり、香りや旨味を引き立てたりする作用があります。
 たとえば、刺身に冷酒、焼き鳥にビール、ステーキにワインなど、料理と酒を組み合わせることで味のバランスがよくなり、食事がより豊かに感じられます。

2. リラックス・気分転換のため
 アルコールには適量ならリラックス効果があり、仕事や日常生活の緊張を和らげます。
 そして晩酌には「一日の区切り」として気持ちを切り替える役割を果たすことが多く、特に日本では「お疲れさま」という意味合いが込められることもあります。

3. 社交や絆を深めるため
 古くからお酒の場は人との交流を促す役割を担ってきました。
 家庭での晩酌も、夫婦や家族の会話を増やしたり、ゆったりと過ごす時間を共有するきっかけになっています。

4. 文化・習慣としての継承
 日本には「和食と日本酒」「乾杯のビール」といった食文化に根付いた習慣があります。
 季節の料理に合わせて酒を選ぶ楽しみも含め、単なる飲酒以上の意味を持ちます。

まとめ
晩酌の習慣は単にお酒を「飲む」ことではなく、
食をより楽しむため
心身をリラックスさせるため
人とのつながりを深めるため
文化的習慣を大事にするため
という複合的な理由から根付いているのです。

そして、心が癒され毎日の生活に張りがでて、幸せな生活が送れるようになるのです。

次は日本酒に焦点をあてて、晩酌についてお話しましょう

日本酒の晩酌文化

日本酒に特化した晩酌文化の背景

私たちの国で生まれた日本酒で晩酌を語ります。
1) 家庭の「小さな利き酒」文化
 晩酌は“その日の料理×その日の酒”を家で試す営み。地域の肴(刺身、焼き魚、煮物、漬物など)に合わせ、香り・旨味・温度を調整して最適化する「ミニ・ペアリング」が根付いています。
 日本酒はさまざまな温度で味わえるのが大きな特徴。冷(5〜15℃)、常温、燗(35〜55℃)で表情が変わるため、同じ一本でも季節・献立に合わせて“味の再編集”ができます。

2) 器と所作が味を変える
 徳利とお猪口/ぐい呑み、平盃、近年は小ぶりのワイングラスも一般的。器の口径や厚みで香りの立ち方・口中での広がりが変化。
 “注ぎ合い・返杯”などの所作は、家庭でもコミュニケーションのリズムを作り、会話量=食事満足度の向上に寄与。

3) 旨味文化との相性
 日本酒にはアミノ酸由来の旨味が比較的多く、**グルタミン酸(出汁)やイノシン酸(魚)**と相乗して料理の風味を底上げ。出汁文化の家庭料理と相思相愛です。
 塩味・酸味・脂のバランス調整にも強い(例:塩焼き魚×辛口寄り、煮物×旨口、揚げ物×発泡日本酒や生酒)。

4) 地域性と季節感
 新酒(しぼりたて)=冬〜春、冷やおろし=秋、ひや・燗の切り替え=季節のスイッチ。年中行事のリズムが晩酌に重なります。
 土着の肴(例:日本海の魚介、山菜、発酵副菜)と地酒の“土地のマリアージュ”が家庭内で再現され、地域アイデンティティの維持に。

5) スタイル別・家庭ペアリングの型
●吟醸・大吟醸(香り高め・軽快):刺身、カルパッチョ、塩焼き。冷や(7〜12℃)。

●純米(旨口・骨太):煮物、焼き鳥(タレ)、肉豆腐。常温〜ぬる燗(35〜45℃)。

●本醸造・辛口系:天ぷら、焼き魚。冷や〜常温。

●生酒/発泡:揚げ物、香味野菜のサラダ。よく冷やして。

●にごり/熟成(古酒):ブルーチーズ、ナッツ、燻製。常温〜上燗(45〜50℃)。

6) 燗付けの家庭テク
目安温度名:花冷え(10℃)、涼冷え(15℃)、人肌燗(35℃)、ぬる燗(40℃)、上燗(45℃)、熱燗(50℃)、飛切燗(55℃)。

 アルコール感を立てずに旨味を出したいなら人肌〜ぬる燗で止める。再加熱は香りが荒れやすいので少量ずつ。

お酒の美味しい飲み方の説明が続きましたが、日本酒はアルコール飲料なので、健康にも気をつけたいですよね。次のところで、お話をしてみましょう。

健康のメリット

健康面のメリットと注意点

 まず大前提:アルコールは健康リスクを伴います。 WHO等は「安全な閾値はない」と明言。

 一方で日々の生活満足度・食体験・社交の面でほどほどの量を楽しむ実践はあります。以下は“より安全に楽しむ”ための知見です。

期待できるメリット(あくまで適量時)
 食欲・消化の促進:少量のアルコールは唾液・胃酸分泌を促し、食事が進みやすい。

 ストレス緩和・睡眠導入の主観的向上:就寝直前の多量は睡眠質を落とすが、早めの適量ならくつろぎに寄与し得ます。

 発酵由来成分:日本酒にはアミノ酸・有機酸などが比較的豊富。肌や体調への“良い実感”を語る人はいるが、効果は個人差が大きく、医学的に確定的とは言い切れません。

リスクと注意点(重要)
量のコントロール
 日本の一般的な目安では純アルコール約20g/日が“適量”の一つの指標。日本酒一合(180ml, 15%) ≒ アルコール約21g。

 できれば週2日は休肝日。体格の小さい人、女性、高齢者はより少なめに。

体質差(フラッシャー)
 日本人はアルコール分解酵素を持たない人がいるなど、欧米人と比べてお酒には弱い人種です。

 個人差も激しく、少量でも顔が赤くなりやすくなる方もいますので、無理に飲まない!そして飲ませない!ことが最優先。

食べ合わせ・飲み方
 空腹一気飲みは血中濃度が急上昇。最初にたんぱく質・脂質を少量入れてから、水も並行。

 熱燗は吸収がやや早い傾向があるので、ペース配分をより慎重に。

睡眠
お酒を飲むとよく寝れると言われますが、寝酒の多量は中途覚醒・いびきを悪化。就寝2〜3時間前までに切り上げ、量は控えめに。

つまみの栄養
晩酌は塩分・脂質が増えがち。枝豆、冷奴、刺身、酢の物、海藻、蒸し鶏など高たんぱく・低塩を基本に。

薬・疾患との相互作用
鎮静薬、睡眠薬、糖尿病薬、肝疾患・胃腸疾患などは主治医に相談。

依存の兆候
量の増加、コントロール不能、「飲まないと寝られない/イライラする」は黄信号。早めに専門家へ。

“より安全に美味しく”の実践ガイド
●一合で満足する設計:小ぶりの盃に分け、水を同量セット。ゆっくり30〜60分かける。
●週のリズム:飲む日を2〜3日/週に限定して“旬の一本”を楽しむ。
●献立の味付けを薄めに:出汁と酸味でメリハリを付け、塩は控えめ。
●温度で遊ぶ:同じ酒を“花冷え→人肌燗”で試し、少量で満足度を上げる。
●記録:スマホに「銘柄・温度・肴・体調」をメモ。自分の適量と相性が早く分かる。


まとめ(要点)
 日本酒の晩酌は、温度・器・旨味を軸に家庭内で“味を仕立てる”文化。

 健康面は量と頻度のマネジメントが最重要。一合≒20gを基準に、休肝日・水分・食べ合わせ・体質配慮でコントロール。

 健康的に美味しく飲んで、楽しい食事の時間にしましょう!
     

鳥浜酒造とはこんな会社です

会社概要
会社名             鳥浜酒造株式会社
法人番号          4210001010948
代表取締役                   小堀安彦
住所            〒919-1331           
                        福井県三方上中郡
                        若狭町鳥浜59-30
資本金                       1,000万円
創業                              1920年
従業員数                              5名

登録有形有形文化財の酒蔵で、100年を超えてお酒を造り続けています

若狭の蔵元

創業は大正9年

100年以上の歴史ある企業

 大正9年、当時はその生計を漁業と農業に頼りきっていた時代に、米の需要開発、そして地元のお酒の創造を目的として、初代小堀彦五郎を中心に50名以上の株主たちの協力の元、鳥浜酒造は生まれました。

 3代目の時代は、簡易上水道の敷設による生活環境の向上と、地域住民の暮らしの中に根付いた取組を行ってまいりました。
 

登録有形有形文化財の蔵元(2011.10.28 登録)

有形文化財の蔵元

後世に残す施設群

「鳥浜酒造株式会社の施設群を建築的視点で所見を述べると次のようになる。

 この施設群は県内では数少なくなった近代の清酒醸造工場の建築群である。後の増築・改造はあるものの、工場から住宅までを含んだ建築当初の状況を比較的良くとどめている。

 また、移築建物と新築建物との寸法・構法などの建築的差異も歴然としており、建築の地域性を考える上でも興味深い。

 さらに、既存集落の外周部において、伝統的形態と近代の新しい形態の両者を合わせ持った姿は、景観にも大きく寄与している。」

調査担当者 高嶋 猛(福井大学大学院工学研究科建築建設工学専攻 講師)
(協力:福井大学学生)

指定を受けることになった最大の理由

  上記は登録文化財候補調査書の結びであります。平成24年1月29日には記念式典が行われました。

  その折、高嶋 猛 先生は、足掛け3年の調査において、国の登録有形文化財の指定を受けることに至った最大の理由は、
 

 「建築物の形態云々よりも、いかに若狭町の地元住民の心に根付いた蔵元であった」と言うことでした。

作り手の顔

社会的証明ー03

造り手は元サラリーマン

 1963年生まれ、お酒を造る会社に生まれたがプラモデルを造るのが好きだったのか東京のプラスティック成形会社に就職。

 先代が急に亡くなったことから会社を継承。いつの間にかお酒を自分で造ることになり、現在に至る。

 専門は機械系だったのでお酒の製造に関しては一から学び始めました。

 思考方法が機械工学を礎にしていたので、お酒のこれまでの製造に物理的な見方も加えました。

 そして「弊社のお酒の特徴は変えず、悪い点をそいでいく」という思いで、毎年製造方法に変更を加えながら造り続け、 「切れのある甘さ」のお酒にたどり着きました。

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