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加茂栄と鳥浜 |
福井県は若狭の地で大正9年より、三方五湖を持つゆえの食文化により、甘口のお酒「加茂栄」を代表銘柄として醸し続ける。甘みを残す技法、甘みを加える技法、はたまた甘く仕上がる米の使用などを通して、味を守り継承して来ました。また、5代目蔵元、小堀安彦が21世紀初頭より、自ら清酒の製造に乗り出し、新たな品質を求め立ち上げた銘柄「鳥浜」を醸しております。この2つの銘柄には、それぞれ、性格を持たせてあります。
加茂栄 川魚を食卓に運ぶ食文化を持つが故の甘い酒。
鳥浜 加茂栄の面影はなるたけ残すが、日本酒として高品位を求めるお酒。
どちらも、お客様に美味しいと言っていただくのが本位。お酒を飲まれる方が少なくなるのは時代の流れかもしれませんが、美味しいお酒は必ず受け継がれるでしょう
レンガの煙突 |
【この煙突は昭和の初期に一度倒壊しております。書類が残っていないため、その当時の方たちから教えてもらいました。私はこの煙突を相手にキャッチボールしていましたので(当然ながら今はやっていませんよ)、軽く半世紀は過ぎています。登録有形文化財に指定され、なんとか保全していきたいのですが、なかなか難しい。とにもかくにも、美味しいお酒と、福井若狭の紅映梅(べにさしうめ)の果汁で、この蔵と煙突を若狭町がある限り、残していきたいですね!】
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