寝正月のお話
寝正月と初詣には、不思議なご縁があるのをご存じですか?
初詣の始まりは、「年籠り」という昔ながらの大切な行いからだと伝え聞いております。家長さまが地元の氏神さまのもとへ籠られ、年神さまをお迎えするために夜を明かされる。その間、お家に残ったご家族は眠らずにその時を待ち、年神さまをお迎えした後、家長さまが戻られたら皆でほっとひと息つく――これが「寝正月」の由来だとか。
ところが、今の寝正月は少し形を変えているようですね。
家でのんびりと過ごしながら、おせち料理やお雑煮を楽しむ。お家の中でぬくぬくとテレビを見たり、寒さを避けてゴロゴロするのが主流のようです。ですが、その昔の「家族そろって年神さまを迎えた後の安らぎ」と比べると、どこかその意味が薄れているようにも思えます。
けれども、寝正月には知られざる物語が潜んでいます。
例えば、江戸時代には農民たちが一年の労をねぎらうため、正月だけは休むことを許されておりました。その名残が、現代の寝正月にも息づいているのかもしれません。また、最近では寝正月に「ただ寝る」だけではなく、読書や趣味に耽ったり、新年の目標を立てたりする方も増えているとか。こうした現代の寝正月の過ごし方も、年神さまを迎え、心を整える時間の一つと言えるのでしょうね。
そう、寝正月は怠けではありません!
これは歴史と文化、そして家族の絆を紡ぐ大切な時間。さらに、初詣と寝正月のつながりを知れば、正月の「祈り」と「休息」の意味がより深まることでしょう。
さて、今年のお正月、あなたはどのように過ごされますか?
私たちもあなたの穏やかなひとときをお祈りしております。ふわり、ふわりと――きっと神さまも見守っていらっしゃいますよ。
新年の始まりです。
「寝正月」という言葉は、マイナスのイメージを思い浮かべることのほうが多いように見受けられますが、決してそうではないようです。家族とゆっくり過ごすなり、一年の計画を立ててみたり、テレビの特番やサブスクリプションのオリジナル映画を見るなりして、楽しい正月をお迎えください。
旧年中はお世話になりました。
今年も皆さんにとって、良い一年になりますように!
鳥浜酒造株式会社代表
小堀安彦
鳥浜酒造とはこんな会社です
会社概要
会社名 鳥浜酒造株式会社
法人番号 4210001010948
代表取締役 小堀安彦
住所 〒919-1331
福井県三方上中郡
若狭町鳥浜59-30
資本金 1,000万円
創業 1920年
従業員数 5名
登録有形有形文化財の酒蔵で、100年を超えてお酒を造り続けています
創業は大正9年
100年以上の歴史ある企業
大正9年、当時はその生計を漁業と農業に頼りきっていた時代に、米の需要開発、そして地元のお酒の創造を目的として、初代小堀彦五郎を中心に50名以上の株主たちの協力の元、鳥浜酒造は生まれました。
3代目の時代は、簡易上水道の敷設による生活環境の向上と、地域住民の暮らしの中に根付いた取組を行ってまいりました。
登録有形有形文化財の蔵元(2011.10.28 登録)
後世に残す施設群
「鳥浜酒造株式会社の施設群を建築的視点で所見を述べると次のようになる。
この施設群は県内では数少なくなった近代の清酒醸造工場の建築群である。後の増築・改造はあるものの、工場から住宅までを含んだ建築当初の状況を比較的良くとどめている。
また、移築建物と新築建物との寸法・構法などの建築的差異も歴然としており、建築の地域性を考える上でも興味深い。
さらに、既存集落の外周部において、伝統的形態と近代の新しい形態の両者を合わせ持った姿は、景観にも大きく寄与している。」
調査担当者 高嶋 猛(福井大学大学院工学研究科建築建設工学専攻 講師)
(協力:福井大学学生)
指定を受けることになった最大の理由
上記は登録文化財候補調査書の結びであります。平成24年1月29日には記念式典が行われました。
その折、高嶋 猛 先生は、足掛け3年の調査において、国の登録有形文化財の指定を受けることに至った最大の理由は、
「建築物の形態云々よりも、いかに若狭町の地元住民の心に根付いた蔵元であった」と言うことでした。
作り手の顔
造り手は元サラリーマン
1963年生まれ、お酒を造る会社に生まれたがプラモデルを造るのが好きだったのか東京のプラスティック成形会社に就職。
先代が急に亡くなったことから会社を継承。いつの間にかお酒を自分で造ることになり、現在に至る。
専門は機械系だったのでお酒の製造に関しては一から学び始めました。
思考方法が機械工学を礎にしていたので、お酒のこれまでの製造に物理的な見方も加えました。
そして「弊社のお酒の特徴は変えず、悪い点をそいでいく」という思いで、毎年製造方法に変更を加えながら造り続け、
「切れのある甘さ」のお酒にたどり着きました。
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