加茂栄上撰720ml
あなたのように甘口の日本酒が好きなお客様はこんな不満をお持ちではないですか?
「甘くておいしいのだが、いつまでも甘みが消えず、
口の中にベタベタした感覚が残るよ。」
「甘くて味が濃いので、
繊細な料理だと合わない時がある。」
「
辛口好きの友達と食事する時はお酒をもう一つ用意する。」
そんな方たちの不満を解消します。
今日も1日の仕事を終え、夕食のひととき、日本酒の大好きなあなたの晩酌は当然日本酒ですよね。せっかくの夕食なので楽しく幸せな時間を過ごしたいと思いますし、それゆえの晩酌ですよね。自分のお気に入りのお酒で今日も楽しい夕食になると良いですね。
世界に誇る日本酒
昔と違い、現在は吟醸酒や純米酒というお酒が浸透し始めたおかげで、酒質にもいろいろなバリエーションが出てきました。今まで通りの主流であった辛口から甘口、淡麗、芳醇と自分の好みのお酒が求められる時代になってきました。
まだ辛口のお酒が主流の今どきですが、甘口のお酒がお気に入りの方もいらっしゃいます。甘いお酒は口当たりが良く気分を和らげてくれます。今日も楽しく夕食が楽しみたいですね、そんな甘口のお酒が好きな方にお知らせです。
「甘くておいしいのだが、いつまでも甘みが消えず、口の中にベタベタした感覚が残るよ。」
ほとんどの甘いお酒は、後味が引くものが多く、口の中がいつまでもべたつく感じがして、水などを少し飲んで口を休ませるなどと、辛口タイプのお酒と比べて飲み飽きすることが多いのです。
そこでこのべたつく感じを、キレのあるお酒にできないかと仕込みを改善していきました。
「甘くて味が濃いので、繊細な料理だと合わない時がある。」
甘口のお酒は味が豊かなので、味付けの濃いタイプの料理には合いますが、お酒の後味がひくようでは、繊細なタイプの料理には不向きです。
繊細な料理にも合うようとキレのあるお酒にできないかと仕込みを改善していきました。
「辛口好きの友達と食事する時はお酒をもう一つ用意する。」
辛口が好きな日本酒大好きフレンドには勧めづらいですよね。甘いお酒を造り続けている私も同感です。
辛口が好きな方のほとんどは、口の中のべたつき感を嫌うので、切れのあるお酒にできないかと仕込みを改善していきました。
出来た!
そうして出来たのが今の
「キレのある甘口の日本酒」加茂栄上撰です。甘いお酒に切れが備わると、後味のベタベタ感がなくなりお酒の評価が変わりました。
「口に含むと甘くて幸せな気分になるし、飲んだ後は切れがいいので飲み飽きすることがない」
「濃い味付けの食材と相性が良いのはそのままで、切れがあるおかげで繊細な味付けの料理でも食材の味をかき消すことがなくなる。」
また辛口のお酒が好きなお客様のは、後味のベタベタ感が我慢できない方がほとんどなので、切れのある旨口のお酒と勧めればたいがい飲んでいただけます。そうすれば大切な友達と一緒にお酒で楽しいひとときが過ごせます。
これで今まで以上に友達との楽しい食事会や、心が和む夕食のひと時を過ごせるようになります。
加茂栄上撰という商品は創業から造っているお酒なのですが、「切れが悪い」と言う難点を持っていました。私たちが住む若狭町は、味付けの濃い食文化の中にありましたのでこの難点が表に出てきませんでしたし、甘いお酒にはこの難点はつきものでした。
しかし私はもともと東京でエンジニアのサラリーマンだったという経緯があり、この点が気になっていました。
自分が、お酒の造りに直接たずさわるようになった時、この問題を何とかしたいと思い、麹菌や酵母を変える所からはじめました。
何年かかけて相性の良い菌が選定できたら、次は仕込み配合や管理温度の最適化を探るために試行錯誤を繰り返してきました。
そうして出来たのが今の加茂栄上撰です。
熱燗か冷酒か?
弊社は予約で蔵見学を事業として行っております。時間が限られている中で試飲は2種類しかできないので、鳥浜純米吟醸とこの加茂栄上撰をご用意しております。
試飲の時には比較するために2種類とも冷やした状態でお出ししています。鳥浜純米吟醸が冷やして飲むタイプなのでそうしています。
たまに試飲したお客様から「これは燗をした方が美味しいのでは」と聞かれます。その時は「地元のお客さまは夏でも燗をつける方が多いので本来は燗用のお酒なのですが、比較しやすくするために両方冷やしてあります。」
そして、「加茂栄上撰は甘くてコクがあるので冷やしても美味しく召し上がることが出来ます。」と言って、好みに合わせて燗と冷やの両方の飲み方を勧めています。
熱燗でも、冷酒でも甘口が好きなあなたの思い通りのお酒です。
もう一度お伺いいたします。こんな不満をお持ちではないですか。
「甘くておいしいのだが、いつまでも甘みが消えず、口の中にベタベタした感覚が残るよ。」
「甘くて味が濃いので繊細なおかずだと合わない時がある」
「辛口好きの友達と食事する時はお酒をもう一つ用意する。」
該当することがあれば、一度お試しください。
私たちはこうしてお酒を造り続けています
全量を地元福井県の米
弊社で使用するお米は、全量を地元福井県は酒造好適米「五百万石」の産地である奥越でとれる米を酒米として使用しています。
そして福井の「五百万石」は品質が高く県外の蔵元へも供給されています
仕込むお酒に合わせて、品種と精米歩合を決めて仕込んでいます。
キレのある甘口のお酒を造る酵母菌
お酒の酒質を決める一番の要因は酵母菌と麹菌です。
甘口のお酒、辛口のお酒、燗をするお酒等など、目的に合わせて菌の選定をします。
酵母菌は国の研究機関、専門のメーカー、地方自治体の施設等多くのところから販売されています。もちろん酒造メーカーでは独自で酵母を作っている会社もあります。
そんな多数ある菌の中から、「キレのある甘口」のお酒に適したものを選びなおして今日の鳥浜のお酒はあります。
毎日の分析でお酒を改善する
選んだ酵母菌、麹菌を使って
仕込んだお酒を見極めるために
毎日分析
そこから欠点の修正のために原因を推測
対策を講じて翌年仕込み
そしてまた毎日の分析
これを毎年繰り返す
好評価のお便りをいただいています
地道な作業の繰り返しが、お客様の声としてかえってきます。
貴方様の声もお聞かせください。
登録有形有形文化財の酒蔵で、100年を超えてお酒を造り続けています
会社概要
会社名 鳥浜酒造株式会社
法人番号 4210001010948
代表取締役 小堀安彦
住所 〒919-1331
福井県三方上中郡若狭町
鳥浜59-30
資本金 1,000万円
創業 1920年
従業員数 5名
創業は大正9年
100年以上の歴史ある企業
大正9年、当時はその生計を漁業と農業に頼りきっていた時代に、米の需要開発、そして地元のお酒の創造を目的として、初代小堀彦五郎を中心に50名以上の株主たちの協力の元、鳥浜酒造は生まれました。
3代目の時代は、簡易上水道の敷設による生活環境の向上と、地域住民の暮らしの中に根付いた取組を行ってまいりました。
登録有形有形文化財の蔵元
後世に残す施設群
「鳥浜酒造株式会社の施設群を建築的視点で所見を述べると次のようになる。
この施設群は県内では数少なくなった近代の清酒醸造工場の建築群である。後の増築・改造はあるものの、工場から住宅までを含んだ建築当初の状況を比較的良くとどめている。
また、移築建物と新築建物との寸法・構法などの建築的差異も歴然としており、建築の地域性を考える上でも興味深い。
さらに、既存集落の外周部において、伝統的形態と近代の新しい形態の両者を合わせ持った姿は、景観にも大きく寄与している。」
調査担当者 高嶋 猛(福井大学大学院工学研究科建築建設工学専攻 講師)
(協力:福井大学学生)
指定を受けることになった最大の理由
上記は登録文化財候補調査書の結びであります。平成24年1月29日には記念式典が行われました。
その折、高嶋 猛 先生は、足掛け3年の調査において、国の登録有形文化財の指定を受けることに至った最大の理由は、
「建築物の形態云々よりも、いかに若狭町の地元住民の心に根付いた蔵元であった」と言うことでした。
造り手は元サラリーマン
1963年生まれ、お酒を造る会社に生まれたがプラモデルを造るのが好きだったのか東京のプラスティック成形会社に就職。
先代が急に亡くなったことから会社を継承。
お酒の造り方を知らないことを逆手に取り、既成概念にとらわれない酒造りに取り組んでいます。