何故甘口のお酒は少ないのか?


なぜ甘口のお酒は少ないのか


なぜ甘口のお酒は少ないのか

 最近よく耳にするのが「淡麗辛口」という言葉。
 スッキリしていて料理の邪魔をしない──そんなお酒が、長い間「王道」とされてきました。

 でも「甘口のお酒」と聞くと、どう思いますか?
 「重そう」「甘ったるい」「すぐ飽きそう」──そんな印象を持っていませんか?

 甘口のお酒は、そんな印象通りの日本酒なのでしょうか?

いっしょに調べてみましょう!




上善如水

辛口偏重の歴史

 辛口が主流になったのには理由があります。

1.淡麗辛口のブーム
 吟醸酒というお酒が出始めた1970年代後半から90年代にかけて、新潟を中心とした「淡麗辛口」ブームが全国に広まりました。

 そのころの代表する銘柄が「越乃寒梅」です。今までとは一線を画す品質の高い「新しい日本酒のスタイル」として人気を博し、全国の蔵が競うように「より洗練された辛口」を追求する流れになったのです。

2.保存・流通での有利さ
 甘口は糖分が多く残るため、味の変質、場合によっては火落ち(乳酸菌の繁殖)リスクが高めでした。

 つまり昔は冷蔵設備や流通の安定性が不十分で、保存性の高い辛口のほうが造りやすかった。

 この点は現代では改善されていますが、歴史的な造り分けの蓄積が辛口偏重を強めています。

3.消費者ニーズとマーケティング
 お酒は酔うものから「日本酒は料理と一緒に楽しむ」という飲み方を喧伝しニーズとなり、 塩気や旨みを引き立てやすい辛口が好まれるようになります。

 男性消費者が中心だった時代でもあり、日本酒=辛口という「男酒」イメージが確立していました。その為甘口は「女性向け」「初心者向け」という niche として扱われがちで、商品数を増やしにくいお酒でした。

4.酒蔵側の戦略的要因
 仕込み・醸造において、辛口は設計しやすく「外さない味」になりやすい酒質を持ちます。

 逆に甘口は造り手の個性や挑戦が問われるため、リスクをとって商品化する蔵は少数となります。

 限定品や地酒として甘口を仕込む蔵はあるが、お客様の規模感や品質管理のために大量流通に載せるのは難しい現実があります。

まとめ
甘口日本酒が少ない理由は、
1.淡麗辛口ブームという歴史的流れ
2.保存・流通上の有利さ
3.消費者の嗜好とマーケティング構造
4.蔵元側のリスク回避
といった要因が複合しているためです。

このまま甘口のお酒は、どんどん少なくなっていくのでしょうか?

はたして日本酒の行く末は……



地域の独自性

私たちの土地に合った酒づくり

 そんな中、私たちはあえて「逆」を歩んできました。

福井県の若狭町。
 海の香りが届く盆地に、ラムサール条約湿地として登録されたに三方五湖があります。
 そこで獲れるコイ、フナ、モロコと言った湖の魚を食べる食生活を今でも持っています。

 みなさんは湖の魚を食べたり料理することはなかなかないと思いますが、海などの魚と比べるとけっこう生臭い魚なのです。
 その為、砂糖醤油をふんだんに使い味付けを濃くし、臭みを抑える必要がありました。

 そして為味付けの濃い食生活の中で育った私たちは、お酒も淡麗辛口よりかは、甘くて濃いお酒でないと物足りない!食材とも釣り合わない!

 だからこそ「しっかり味わえる酒」まろやかで、ほどよい甘みのあるお酒が求められるのです。

そんな求められるお酒が……


鳥浜純米吟醸720

販売価格2,134円(税込)
購入数


鳥浜純米吟醸 720ml
 その代表が「鳥浜純米吟醸」。
一口目はやわらかく甘い。けれど、後味はスッと切れる。

 まるで“落ち着いた余韻を残す、粋な大人の酒”といえるでしょう。

 「甘口は舌に残るんじゃないか?」
そんな声に応えるため、私たちは麹と酵母を何年もかけて見直しました。

 行き着いたのは、飲み疲れせず、食中酒としても楽しめる「キレのある甘口」

実際に飲まれた方からは、
「甘いのに軽やか」「落ち着いて杯を重ねられる」といった声をいただいています。



鳥浜純米吟醸720

販売価格2,134円(税込)
購入数

一日の終わりを

 もしあなたがまだ「キレのある甘口」を知らないなら、ぜひ一度試してみてください。

 仕事が終わり家に帰り、夕食を食べる時、今日一日の終わりをやわらかく包んでくれる一杯になります。

 そして、キレのある甘口のお酒は、優しい甘さのお酒となり、心地よい余韻を残してくれます。

 そしてその余韻は明日への活力に変わることでしょう。


鳥浜酒造が目指すお酒

目指すお酒

酔う為だけに造っているのではありません

創業以来、甘口のお酒にこだわり造り続けて100年を超えました。

お酒は飲めば酔うもの。

でも酔う為だけに造り続けてきたわけではありません。

心に安堵を与え、生きていて幸せを感じてもらえるように。

そして明日に向かった元気が出るように。

人々が幸せな生活が送れるように。

キレのある甘口のお酒を造り続けています。



加茂栄ブランド

加茂栄 それは希少価値の高いお酒です。

近くにある三方湖そこで獲れるコイ、フナ、モロコを食べる食文化があります。

海の魚と比べて臭みが多い。

それを抑えるために、砂糖醤油を多く使用し味付けを濃くしてあります。

そのような食事に合うのは加茂栄の甘くコイお酒でした。

また、夏でも燗をしてお飲みになる方が多いので、燗に適したお酒に造ってあります。

昔は甘口のお酒を造る蔵元もいましたが、淡麗辛口が主流になってからは全国的に減っていったようです。

今では、福井県で甘口のお酒を造る蔵元は弊社1件だけです。

おかげさまで、全国的にも希少価値の高いお酒を造る蔵元として認識されています。

甘口が好きな方にはお勧めです。

またお酒の通の方にも試してほしいお酒です。




鳥浜ブランド

鳥浜 世界に通用するお酒を

加茂栄のキレのある甘口の日本酒を、女性や若い世代の方を中心に多くの方に飲んでいただきたい。

世界中の人にもキレのある甘口を飲んで幸せな気分になってもらいたい。

その為に品質の高いお酒を目指して、地元福井県で育てられる酒米のみを使用します。

吟醸仕込みの技術でフルーティーな香りと、よりキレのある仕上がりにしてあります。

辛口だけが美味しいお酒ではなく、甘口のお酒の良さも分かってもらえれば、日本酒の良さがもっと海外に知っていただけるでしょう。


若狭自慢ブランド

若狭自慢 福井の食米で造る吟醸酒

酒米が確立される以前の大昔にも美味しいお酒はありました。

昔は、普通に食べている米でお酒を造っていたのです。

経験的に米を磨けば美味しいお酒が造れるのは知っていました。

山田錦を使って大吟醸クラスの半分まで磨くことはできなくても、60%精米のお米なら吟醸のようなお酒が造れます。

福井の美味しいお米で、美味しいお酒を造る若狭自慢。

鳥浜 加茂栄 若狭自慢

この三つのブランドでキレのある甘口をのお酒をお届けいたします。

鳥浜純米吟醸720

販売価格2,134円(税込)
購入数

私たちはこうしてお酒を造り続けています

福井の米

全量を地元福井県の米

 弊社で使用するお米は、全量を地元福井県は酒造好適米「五百万石」の産地である奥越でとれる米を酒米として使用しています。

 そして福井の「五百万石」は品質が高く県外の蔵元へも供給されています

 仕込むお酒に合わせて、品種と精米歩合を決めて仕込んでいます。


新たな酵母菌

キレのある甘口のお酒を造る酵母菌

 お酒の酒質を決める一番の要因は酵母菌と麹菌です。

 甘口のお酒、辛口のお酒、燗をするお酒等など、目的に合わせて菌の選定をします。

 酵母菌は国の研究機関、専門のメーカー、地方自治体の施設等多くのところから販売されています。もちろん酒造メーカーでは独自で酵母を作っている会社もあります。

 そんな多数ある菌の中から、「キレのある甘口」のお酒に適したものを選びなおして今日の鳥浜のお酒はあります。


毎日の分析

毎日の分析でお酒を改善する

 選んだ酵母菌、麹菌を使って
 仕込んだお酒を見極めるために
 毎日分析

 そこから欠点の修正のために原因を推測
 対策を講じて翌年仕込み
 そしてまた毎日の分析

 これを毎年繰り返す


お客様の声

好評価のお便りをいただいています

 地道な作業の繰り返しが、お客様の声としてかえってきます。

 貴方様の声もお聞かせください。

鳥浜純米吟醸720

販売価格2,134円(税込)
購入数

登録有形有形文化財の酒蔵で、100年を超えてお酒を造り続けています

会社概要
会社名 鳥浜酒造株式会社

法人番号 4210001010948
代表取締役 小堀安彦
住所 〒919-1331
福井県三方上中郡若狭町
鳥浜59-30
資本金 1,000万円
創業 1920年
従業員数 5名


社会的証明ー01

創業は大正9年

100年以上の歴史ある企業

 大正9年、当時はその生計を漁業と農業に頼りきっていた時代に、米の需要開発、そして地元のお酒の創造を目的として、初代小堀彦五郎を中心に50名以上の株主たちの協力の元、鳥浜酒造は生まれました。

 3代目の時代は、簡易上水道の敷設による生活環境の向上と、地域住民の暮らしの中に根付いた取組を行ってまいりました。


社会的証明ー02

登録有形有形文化財の蔵元

後世に残す施設群

「鳥浜酒造株式会社の施設群を建築的視点で所見を述べると次のようになる。

 この施設群は県内では数少なくなった近代の清酒醸造工場の建築群である。後の増築・改造はあるものの、工場から住宅までを含んだ建築当初の状況を比較的良くとどめている。

 また、移築建物と新築建物との寸法・構法などの建築的差異も歴然としており、建築の地域性を考える上でも興味深い。

 さらに、既存集落の外周部において、伝統的形態と近代の新しい形態の両者を合わせ持った姿は、景観にも大きく寄与している。」

調査担当者 高嶋 猛(福井大学大学院工学研究科建築建設工学専攻 講師)
(協力:福井大学学生)

指定を受けることになった最大の理由

  上記は登録文化財候補調査書の結びであります。平成24年1月29日には記念式典が行われました。

  その折、高嶋 猛 先生は、足掛け3年の調査において、国の登録有形文化財の指定を受けることに至った最大の理由は、

 

 「建築物の形態云々よりも、いかに若狭町の地元住民の心に根付いた蔵元であった」と言うことでした。


社会的証明ー03

造り手は元サラリーマン

1963年生まれ、お酒を造る会社に生まれたがプラモデルを造るのが好きだったのか東京のプラスティック成形会社に就職。

先代が急に亡くなったことから会社を継承。
お酒の造り方を知らないことを逆手に取り、既成概念にとらわれない酒造りに取り組んでいます。

 
弊社がお勧めの鳥浜純米吟醸720
鳥浜純米吟醸720

販売価格2,134円(税込)
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